カイヤナイト

藍色や青色、水色など、様々なブルーの結晶がストライプ状に重なった美しさがカイヤナイトの最大の魅力です。この美しい青色は「純粋・清純・正常」を象徴し、感情のバランスを整えて、精神の安定を促してくれるといわれています。心が穏やかに凪いでいくように、安らかで澄み切った状態へと導いてくれるでしょう。そのため瞑想に用いられることも多い天然石です。


カイヤナイトを身につけると、今までモヤモヤしていた事柄が急にハッキリと見えて、「なーんだ。あんなに悩んでいた事は実はこんなに単純なものだったのか」と目からウロコが落ちたように、思考がクリアになるのを感じられるでしょう。臆病さや迷いがなくなり、意志を強く持てるようになるといわれています。そのため、他人の意見に左右されやすい人、周囲の評価を気にしすぎる人、何度も同じ失敗を繰り返してしまう人にもおすすめです。


カイヤナイトの波動はとてもまっすぐ。心の奥までスッと入ってくるような印象です。カイヤナイトの原石は真っ直ぐ直線的なフォルムなので、その結晶形が影響しているのかもしれません。カイヤナイトは、過去に起こった辛い出来事やトラウマなどをスパッと断ち切って、心の呪縛から解き放ち、癒してくれるといわれています。心と魂をまっさらにリセットして、新しいステージへ進む手助けをしてくれるでしょう。


この石を身につけると、自分自身を上手にコントロールできるようになり、物事への適応力を高めてくれると伝えられています。また、持ち主の潜在能力を引き出して増幅し、洞察力や直観力、創造力などの霊的な感覚を刺激してくれるので、新しい自分を開拓したい時や、創造的な活動に取り組む時には、カイヤナイトの力を借りると良いでしょう。

カラーチェンジフローライト

フローライトのなめらかな波動は、瞑想やリラクゼーションに最適です。トゲトゲした心を和らげ、穏やかな気分を取り戻させてくれます。抑圧された感情を解き放ち、余計な邪念を洗い流して、魂やオーラを浄化してくれるでしょう。肩の力が抜けて気持ちが安定するので、眠る前などに触れるのもお勧め。心地良いリラックスを誘います。また、思考力が高まり、仕事や勉学の向上に良い効果をもたらすと伝えられています。


ブルーフローライトは、のどのチャクラに関わりの深いパワーストーンです。そのためペンダントとして身につけるのがお勧め。自らしさを素直に表現し、意志を明確に伝えられるようサポートしてくれます。周囲とのコミュニケーションが円滑になり、人間関係における摩擦やストレスを緩和してくれるでしょう。肩の力が抜けて気持ちが安定するので、眠る前などに触れるのもお勧め。心地良いリラックスを誘います。


カラーチェンジ（変色性）とは光の種類によって石の色が変わって見える特性のこと。青みが強い光源が当たると青色が反射して青く見え、赤みが強い光源が当たると赤色を反射して赤みが強く見えます。実際に石の色が変わるわけではなく、光源に反応しているだけなのですが、とても不思議で美しい現象です。


カラーチェンジの特性をもつ天然石はいくつかあり、アレキサンドライトやガーネット、サファイアなどが特に有名です。フローライトにも変色性を持つ個体はありますが、ごくわずか。なかでも色の変化がはっきりしているものはかなり希少です。

アイオライト

見る角度や光彩によって色が変化して見える、「多色性」を持つ神秘的な石です。このことからアイオライトは、迷うことなく進むべき道を見つけ、目標を達成する道しるべの象徴とされてきました。あらゆる角度から物事を冷静に捉え、柔軟な方向転換を促してくれます。迷い、希望を失った時などに身に付けると、スーッと心が軽やかになり、直感力や思考力が高まって、解決の糸口を見つける事ができるでしょう。


アイオライトは「解毒」作用があるパワーストーンとして知られています。長い間心にためてきたネガティブな感情を解き放ち、執着を手放し、思考をスッキリさせて、物事をシンプルに捉えられるよう導いてくれるのです。まるで清らかな水で心を洗い流したように、自分らしさを取り戻し、物事の明るい面や良い方向へ目を向けられるようになるでしょう。


アイオライトは「誠実・貞操・徳望」を象徴する石。その昔ヨーロッパでは、娘が少女から大人になった時に、両親からアイオライトを贈る習慣があったといわれています。「迷わずに本物の愛をみつけられるように」「一途な愛を貫いて幸せを手に入れられるように」という願いがこめられているそうです。恋愛に限らず、親友や兄弟など、親密な相手との関係性をより深めたい時に力を貸してくれます。


また、アイオライトは「第三の目（サードアイ）」を活性化させる石だといわれています。第三の目とは、眉間の少し上のあたりにあるチャクラのこと。古来より仏像の額にも描かれており、普通の目（視力）では見えない、特別な「見る力」が宿っていると考えられています。アイオライトを身に着けて、第三の目を意識して瞑想してみてください。直感力や霊的能力が高まり、サードアイチャクラを刺激してくれるでしょう。思い込みや感情に惑わされず、曇りのない目で見つめてみれば、今まで気づかなかった本質を捉えることができるかもしれません。

ホワイトトパーズ

透透明感のある美しいホワイトトパーズは、まるで雪解け水のように清らかな印象です。持ち主のスピリチュアルな能力を引き出してくれることから、古代の司祭などが、神秘的な力を高めるために好んで身につけたと伝えられています。


例えるなら、誰も足を踏み入れたことのない、深い森の奥の泉のように、神秘的で清浄な美しさを持つ天然石です。心地良い静けさと、安らぎや穏やかさに満ちています。とてもパワーが強いというわけではありませんが、常に一定。絶大な安定感のあるヒーリングストーンです。


ホワイトトパーズと波長が合うと、「ちょうど考えていたことが起こった」「啓示のようにきっかけが与えられた」など、自らの想いと現実が何度もシンクロするの感じられるでしょう。通常は、想いが現実に反映され、具現化するまでには長い時間を要するものですが、ホワイトトパーズはその時間を短縮し、サポートしてくれるといわれています。


ホワイトトパーズを身につける時、意識は石を通して広がり、増幅されるといわれています。想いは力。意識はひとつのエネルギーです。心が真に望むことを思い描くだけで、それはもう実現に向かうパワーとなります。心の奥を見つめ直し、負の感情も含めて自分らしさを認めることで、忘れかけていた望みや生きる希望を思い出すことができるでしょう。


ただ、この石が増幅するのは良い想いばかりではありません。まるで鏡のように全てにフォーカスするので、意識を良い状態に保つ努力も必要だということを心にとめておいてください。

グランディディエライト

グランディディエライトは1900年代初頭、フランスの鉱物学者によってマダガスカルで発見された、比較的新しい天然石です。当初は宝石として扱えるほど良質な原石が採掘できず、幻の青い石として忘れ去られそうになったとか。それからおよそ100年後。ようやく透明度の高いグランディディエライトが発見されました。その量はわずか1カラットにも満たなかったそうです。現在ではマダガスカル政府による流通制限も加わって、非常に手に入りにくい希少石として知られています。


グランディディエライトが一般的に出回るようになったのはここ数年のことなので、石にまつわる言い伝えなどはほとんどありません。ですが、鉱物マニアやヒーラーさんの間では、冒険や旅立ち、新しい世界を象徴する石だと言われています。グランディディエライトを見ていると、なんともいえない不思議な高揚感に包まれて、ときめきやワクワクする気持ちを感じる人が多いようです。


この石の美しいブルーグリーンの色あいから感じる波動は、やはりヒーリング効果が高いと思います。平和や安らぎをもたらし、不安やストレスをやわらげて、心身のバランスを整えてくれるでしょう。どこまでも続く水面や澄んだ海のイメージが浮かぶせいか、グランディディエライトを身につけていると、心が解放されたような、とても自由な気持ちになります。どこまでも行けるような軽やかさ。その勢いで日々を過ごしていると、新しい自分に出会えそうな、そんな新鮮さを与えてくれる天然石です。