カーネリアン

オレンジや赤褐色には、気分を高揚させる効果があると伝えられています。カーネリアンのパワーを一言で表すなら、自分専用の応援団。やる気、勇気、行動力を引き出して、あなた本来の実力を発揮できるよう強力にサポートしてくれます。自信や勇気を高めて、仕事や勉強、スポーツなど、何かを成し遂げるために必要な精神力を強化してくれます。さらに、臆病な気持ちや不安を遠ざけて、ネガティブな感情をコントロールし、心を落ち着かせてくれるでしょう。


カーネリアンはカリスマ性を高めてくれる石。身に着けていると、自分の良い面をしっかりと表に出して、アピールできるようになります。ハツラツと明るい表情や自信のある態度は、人から好印象を持たれやすいもの。周囲の人にあなたの魅力を理解してもらいやすくなるでしょう。また、好奇心や集中力、積極性を高めてくれるので、新しい事にチャレンジする時や、創造活動、試験勉強の時などに身につけるのもおすすめです。


誰にでも、調子がいい日もあれば悪い日もあります。仕事や子育てでは安定したパフォーマンスを求められることがありますが、人は機械のように、ずっと同じペースで動き続けることはできないのです。そんな時こそカーネリアンの出番。この石を身につけると、活力やエネルギーを与えてくれます。真夏の太陽のように力強い波動で、持ち主を元気にしようと働きかけてくれます。ネガティブをポジティブに転化させ、マイナス要因を取り除いて調子を底上げしてくれるでしょう。


ただ、あまりにも心身の疲れが激しいときは要注意です。体が本当に休息を求めているのに、カーネリアンの力を借りてさらに頑張ろうとすると、違和感や圧迫感を感じることがあるかもしれません。無理は禁物。時には休むことも必要だと判断して、その日は一日カーネリアンを遠ざけてみてください。休養が済めば、またカーネリアンのパワーを心地よく感じられるでしょう。石の元気パワーに頼りすぎるのではなく、自分の状態を見極めながら上手に活用するのがコツです。

ムーンストーン

ムーンストーンは６月の誕生石。その昔、この石は月の輝きが結晶した石だと信じられており、月の魔力の化身として神聖視されていました。古代インドの人々は、ムーンストーンを「聖なる石」として崇め、お守りとして身に着けていたそうです。夜道を照らす月明かりのように、ムーンストーンの輝きが真実を授け、危険から身を守る力を与えてくれると伝えられています。


ムーンストーンには「勘が鋭くなる」「危険を察知する」「進むべき道を示してくれる」といった伝承が多く残っており、予知や透視、占いなどの儀式に用いられてきました。陰陽に照らし合わせるならば、月は陰、つまり影や無意識を表しています。ムーンストーンは持ち主の無意識の部分に働きかけ、潜在能力を引き出し、インスピレーションをもたらしてくれるといわれています。


人間の体は月の満ち欠けによって、少なからず影響を受けています。全てのものは絶え間なく変化し、自然も人も一定のサイクルで変わり続けているのです。特に心は、常に一定ではいられません。気持ちがざわついたり、そわそわしたり、ちょっとした事にも敏感になって傷つきやすくなったり、自分ではどうしようもないといった経験が、誰にでもあるのではないでしょうか。


ムーンストーンは様々な変化に合わせて調子を整え、心を解きほぐして、大らかな気持ちにさせてくれるヒーリングストーンです。一見繊細そうに見える石ですが、実はとても自浄能力が高く、周囲の雑音や悪影響を受けにくいので、どんな状況でも安らぎと癒しの波動を絶やさず、情緒的なバランスを良い状態へと導き、保ってくれるでしょう。


また、月は古来より女性性を象徴することから、ムーンストーンは女性特有の不調を和らげてくれると伝えられています。母性を高めて、イライラを鎮めてくれるので、年配の女性や出産を控えた方への贈り物としてもよく用いられています。