工房BLOG
2023/05/30 10:00
サンストーンには、ギリシャ語で太陽を意味する「ヘリオライト」という別名があります。その名前の通り、この石は太陽の力を宿した特別な石と信じられており、古くから宗教的・魔術的な儀式に使用されてきました。古代ギリシャでは特に太陽信仰が盛んで、サンストーンは太陽神の象徴として崇められていたと伝えられています。
まるで内側から発光しているかのようなサンストーンの強い輝きを見れば、太陽のように大いなる恵みと強いパワーが秘められていると感じたことでしょう。
サンストーンは強い輝きで邪気を払い、持ち主を守ってくれる守護石です。災いから守るだけでなく、内なるネガティブな感情からもブロックしてくれます。マイナスのエネルギーをプラスに変え、心にかかる暗雲を吹き飛ばしてくれるでしょう。この石を身につけるとポジティブなパワーが隅々にまで巡り、活力を与えてくれるといわれています。生きる希望と幸福感を高め、情熱や喜びを感じるスパイスとなるでしょう。
サンストーンは毎日パワフルに頑張る人に好まれる石ですが、パワーダウンした時にも頼れる存在です。身につけていると、体の中心にほわっと暖かなエネルギーが灯るのを感じられるでしょう。いつもあなたを見守り、応援してくれるサポーター的存在です。気づきやきっかけを与え、必要とあれば背中を押してくれるでしょう。
また、眠れる才能を引き出し、インスピレーションやアイデアをもたらして、実力を存分に発揮できるよう力を貸してくれると伝えられています。
夢や目標を達成するには、自分で行動しなければなりません。サンストーンは勇気や情熱を煽り、目標を達成するための後押しをしてくれるパワーストーンです。そのため、勝利をもたらす石とも呼ばれています。自分自身に打ち勝ち、これまで積み重ねてきた努力を行動に移すときが来たら、ぜひサンストーンを身に着けてみてください。試験や商談、面接など、重要な場面であなたの力になってくれることでしょう。
【サンストーンの豆知識】
サンストーンはムーンストーンやラブラドライトなどと同じ長石グループの天然石です。主に赤みがかったオレンジ色や黄色をしていて、石自体が光を放っているような輝きを持つことから、ムーンストーンに相対する石としてこの名前がつけられたといわれています。つまり「サンストーン」というのは鉱物的な名前ではなく、商品名のようなもの。長石グループの中で、アベンチュレッセンス（キラキラと輝く光学効果のこと）が見られる天然石の総称です。
そのため、産地によって色あいや表情が異なります。最も一般的なものは、南インドなどで採掘されるサンストーンで、これはオリゴクレーズ（灰曹長石）にヘマタイト（赤鉄鉱）などが内包され、不透明で、内包物が光を受けてラメのようにキラキラと輝くのが特徴的です。これに対して近年人気を集めているのは、ラブラドライト（曹灰長石）に銅の結晶片を含むオレゴン産のサンストーン。透明度が高く、深紅、オレンジ、グリーンなど、色彩が豊富なのが特徴で、オレゴンサンストーンという名称で呼ばれています。
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